スマートフォンの進化とともに普及が進んでいるデュアルSIM。
2つの電話番号やデータ通信を1台のスマートフォンで使用できる便利な機能ですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
今回はデュアルSIMの基本、メリットやデメリット、おすすめの活用シーンを詳しく解説します。

デュアルSIMにしてみたいけど不安だな…



デュアルSIMのメリットやデメリットをご紹介します!
この記事を読めば以下のことがわかります。
- デュアルSIMとは?
- デュアルSIMのメリット
- デュアルSIMのデメリット
- おすすめの活用シーン
それでは解説していきます!
デュアルSIMとは?


デュアルSIMとは、1台のスマートフォンで2つの電話番号やデータ通信回線を利用できる機能です。
物理的なSIMカードを2枚挿入できるタイプや、物理SIMとeSIMを組み合わせて使用するタイプなど様々な形式があります。
デュアルSIMを運用するには、デュアルSIMに対応したスマホが必要です。
デュアルSIMのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
スマホ1台で2つの電話番号を利用可能 スマホ1台で2つの回線を利用可能 プライベート用と仕事用のSIMを1台で管理可能 2つの回線を使用できるため圏外を減らせる 通信障害時にもう1つの回線を使うことが可能 組み合わせによっては費用が安くなる | デュアルSIM対応のスマホが必要 2つの回線分の基本料金が必要 バッテリー消費が早くなる可能性がある 片方がデータ通信中は他方で通話ができない場合が多い |
こちらが主なメリット・デメリットになります。



ではそれぞれ詳しく紹介していきます!
メリット:スマホ1台で2つの電話番号を利用可能
1台のスマホで2つの電話番号を使うことができるため、サブの電話番号を使用したいときに便利です。
別々の端末を持ち歩く必要がなく、管理の手間も大幅に削減できます。
メリット:スマホ1台で2つの回線を利用可能
1台のスマホで2つの回線を利用することができます。
そのため片方の回線でデータ利用量が上限になったとしても、もう片方の回線を使うことでデータ利用量を補うことができます。
メリット:プライベート用と仕事用のSIMを1台で管理可能
プライベート用と仕事用のそれぞれのSIMを1台のスマホで管理できるため、管理の手間を減らすことができます。
それぞれの回線で着信音を別々で設定することが可能なスマホもあります。
メリット:2つの回線を使用できるため圏外を減らせる
異なる通信事業者の回線を併用することで、一方の回線が圏外でも他方の回線を利用できる可能性が高まります。
特に山間部や都市の電波の弱いエリアで、通信の安定性が向上します。
メリット:通信障害時にもう1つの回線を使うことが可能
片方の回線で通信障害が発生した場合、デュアルSIMで異なる通信事業者を選んでいればもう一方の回線で通信をすることができます。
緊急時や重要な連絡が必要な場面で、通信の冗長性を確保できるため常に接続状態を維持しやすくなります。
メリット:組み合わせによっては費用が安くなる
データ通信と音声通話で異なる事業者のプランを選択することで、総合的な通信費を抑えられる可能性があります。
格安SIMと大手キャリアを組み合わせるなど、柔軟な料金プランの選択が可能になります。
デメリット:デュアルSIM対応のスマホが必要
デュアルSIMを利用するには、対応しているスマホが必要となります。
現在は多くのスマホが対応していますが、一部対応していないスマホもあるため事前に対応しているか確認が必要です。
デメリット:2つの回線分の基本料金が必要
2つの回線を利用するため、それぞれの基本料金が発生します。
月々の通信費が増加する可能性が高く、通信コストの観点からは追加負担となる可能性があります。
デメリット:バッテリー消費が早くなる可能性がある
大きくバッテリー消費が早くなることは少ないですが、多少バッテリー消費が早くなる可能性があります。
バッテリーの持ちがあまりよくないスマホでは注意をする必要があります。
デメリット:片方がデータ通信中は他方で通話ができない場合が多い
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)でない限り、片方がデータ通信中は他方で通話をすることができません。
DSDAにはほとんどのスマホが対応していないため、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)かDSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)で運用することになります。
デュアルSIMのおすすめの活用シーン:海外旅行や海外出張



デュアルSIMはどんな場面で使われてることが多いの?



メリットの部分で説明した場面に加えて、海外に行くときにとても便利!
メリットの部分で紹介した場面以外に、海外旅行や海外出張でのデュアルSIMの活用が便利です!
海外での現地SIMを購入し使用することで、通信ができるようになります。
デュアルSIMでは国内回線もスマホの中に残しておくことが可能なため、SIMカードを入れ替える必要がありません。
まとめ
デュアルSIMは、使い方次第で大きなメリットを得られる機能です。ただし、運用方法やスマホの選択には注意が必要です。
コスト面での負担は増える可能性がありますが、利便性や柔軟性を重視する場合には十分に検討する価値のある機能です。