スマートフォンユーザーの通信ニーズは多様化しています。近年誕生したデュアルSIMによって、1台のスマートフォンから複数のキャリアへの接続が可能となりました。
「現在ドコモを利用していてデュアルSIMで新しく回線を追加したいけど、どのキャリア、格安SIMを選べばいいかわからない!」ということはありませんか?

格安SIMは種類が多すぎて選び方がよくわからない…
デュアルSIMをする目的は以下のようなものが多いと思います。
- データ容量が毎月足りなくなるため、データ専用回線を新たに追加しコストを削減したい
- 電話番号を新たにもう一つ取得し使い分けがしたい
- サブ回線としてドコモ回線以外のMVNO(格安SIM)を利用したい
この記事ではドコモユーザーがデュアルSIM化するそれぞれの目的別に、デュアルSIM最強の組み合わせをご紹介します。



デュアルSIMをする目的別におすすめの組み合わせを紹介します!
デュアルSIMの基本的なことについてはデュアルSIMとは?メリットやデメリットをご紹介!をお読みください。
まずは今使っているスマホが対応しているかどうかを確認!
スマホによってはデュアルSIMに非対応のものや機能が制限されるものがあります。
今使っているスマホがデュアルSIMに対応しているかを事前に確認しましょう。
またデュアルSIM運用の際には、多くの場合少なくとも1回線はeSIMを使用します。
2回線ともeSIMで使用できる(デュアルeSIM)かどうかはスマホによるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。



今のドコモ回線をeSIMで使用していて、eSIMが1回線しか使えないスマホの場合は2回線目は物理SIMを選ぶことになります!
- SIMロック解除がされているか確認
- 今使っているスマホがデュアルSIMに対応しているかを確認
- デュアルeSIMに対応しているかを確認
目的別のドコモとのデュアルSIM最強組み合わせ
ドコモとのデュアルSIMの最強組み合わせを
- データ専用回線を新たに追加しコストを削減したい
- 電話番号を新たにもう一つ取得し使い分けがしたい
- サブ回線としてドコモ回線以外のMVNO(格安SIM)を利用したい
という目的別にご紹介します。
①データ専用回線を新たに追加しコストを削減したい:楽天モバイル
楽天モバイルのメリットは
- データ無制限を月々2,980円(税込3,278円)で利用可能!
- 使った分だけお支払い「Rakuten最強プラン」でデータの無駄をせず利用可能!
- 「Rakuten Link」アプリを使えば国内通話無料!
などがあります。
3GBまで | 980円/月(税込1,078円/月) |
20GBまで | 1980円/月(税込2,178円/月) |
データ無制限 | 2980円/月(税込3,278円/月) |
しかし以下のデメリットも存在します。
- 場所によって繋がりにくい場合がある
それぞれ解説していきます。
メリット:データ無制限を月々2,980円(税込3,278円)で利用可能!
楽天モバイルでは月のデータ利用量が20GBを超過した場合、2980円/月(税込3,278円/月)でデータを無制限で利用ができます。
データ利用量を気にせずデュアルSIMを運用したい人にとっては最強のプランになります。
またデータ利用量が月々3GBまでや20GBまでに収まる方でもお得なプラン料金となっています。
メリット:使った分だけお支払い「Rakuten最強プラン」でデータの無駄をせず利用可能!
「Rakuten最強プラン」では毎月のデータ利用量で料金が変わります。
3GBまでは980円/月(税込1,078円/月)
20GBまでは1980円/月(税込2,178円/月)
20GBを超過した場合は2980円/月(税込3,278円/月)で利用可能です。
データ利用量をあまり使わなかった月は料金が安くなるため、無駄をすることがありません。
メリット:「Rakuten Link」アプリを使えば国内通話無料!
「Rakuten Link」アプリで電話をかければ、固定電話を含め国内通話が無料となります。
普段電話をかけることは少ないが、一時的に電話をたくさん使うときなどとても便利です。
デメリット:場所によって繋がりにくい場合がある
楽天モバイルのバンドは1.7Ghz帯(バンド3)がメインとなっています。
そのため、障害物に弱く屋内で繋がりにくい場合があります。
しかし、現在プラチナバンドが拡大しているため改善されていく予定となっています。



場所によって繋がりにくい場合はあるけどデータ無制限は最強です!
②電話番号を新たにもう一つ取得し使い分けがしたい:povo2.0
povo2.0はauのオンライン専用ブランドです。
povo2.0のメリットは
- 基本料金0円で利用可能!
- 通話トッピングでかけ放題トッピングを選択可能!
- 必要な時はデータ追加トッピング購入で高速通信を利用可能!
などがあります。
5分以内かけ放題 | 1カ月 | 550円/月 |
通話かけ放題 | 1カ月 | 1650円/月 |
データ追加1GB | 7日間 | 390円/回 |
データ追加3GB | 30日間 | 990円/回 |
データ追加20GB | 30日間 | 2,700円/回 |
データ追加60GB | 90日間 | 6,490円/回 |
データ追加150GB | 180日間 | 12,980円/回 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円/回 |
しかし以下の注意点が存在します。
- 180日以上有料トッピングの購入がないと利用停止になる場合がある
- データ追加トッピングを購入してないと通信速度は128kbpsに制限される
それぞれ解説していきます。
メリット:基本料金0円で利用可能!
povo2.0は基本料金が0円です。追加のトッピングを購入しない限り、月々0円で利用可能です。
データの追加や通話かけ放題が必要な時にトッピングを購入すればいいので無駄になることが少ないです。
メリット:通話トッピングでかけ放題トッピングを選択可能!
通話トッピングは5分以内かけ放題(550円/月)と通話かけ放題(1650円/月)があります。
電話番号を新規取得でき、格安でかけ放題を使うことができます。
メリット:必要な時はデータ追加トッピング購入で高速通信を利用可能!
自分が使うデータ量の目安に合わせてデータ追加トッピングが購入可能です。
とくに24時間データ使い放題トッピングは、1日だけたくさんデータ通信をしたい場合におすすめです。
注意点:180日以上有料トッピングの購入がないと利用停止になる場合がある
基本料金は0円ですが、180日以上有料トッピングの購入が無い場合は利用停止になる可能性があります。
追加トッピングが必要ない場合も、180日に1回は何らかのトッピングを購入することを忘れないようにしましょう。
注意点:データ追加トッピングを購入してないと通信速度は128kbpsに制限される
データ追加トッピングを購入していない場合は128kbpsに制限されます。
128kbpsではYoutubeなどの動画視聴はかなり困難、Webブラウザの読み込み速度は数十秒かかります。
快適に使うことはできないため、データ回線としても利用したい場合はデータ追加トッピングの購入が必須になります。



データ通信も利用する場合は「①データ専用回線を新たに追加しコストを削減したい」で紹介した楽天モバイルも、「Rakuten Link」を使えば通話料がかからないためおすすめです!
③サブ回線としてドコモ回線以外のものを利用したい:IIJmio
IIJmioはタイプD(ドコモ網)とタイプA(au網)が存在します。
これからご紹介する内容はタイプA(au網)についてのものです。
IIJmioのメリットは
- 契約するデータ利用量を細かく設定できるため便利
- au回線を利用できる
などがあります。
2GB | 850円/月 |
1800円/月 | |
2000円/月 | |
2400円/月 | |
3300円/月 | |
3900円/月 |



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しかし以下のデメリットも存在します。
- 大手キャリアと比べて通信速度が遅い
それぞれ解説していきます。
メリット:契約するデータ利用量を細かく設定できるため便利
IIJmioでは2GBから55GB65GBまで8つの段階からデータ利用量を選択することができます。
自分が使うデータ利用量に合ったプランを選択することで無駄なくデータを使うことができます。
メリット:au回線を利用できる
IIJmioのタイプAはau回線を使用しています。
そのため、ドコモ回線がつながりにくいエリアではIIJmioを利用し、繋がりにくいエリアをカバーすることが可能です。
デメリット:大手キャリアと比べて通信速度が遅い
MVNO(格安SIM)のため、大手キャリアと比べて通信速度が遅い傾向があります。
サブ回線として利用する場合は大きな問題はないと思いますが、ドコモ回線と比べて通信速度が遅いと感じる可能性があります。
まとめ
それぞれの目的別におすすめのデュアルSIMの組み合わせをご紹介しました。
ドコモ回線とは別の回線をどういう使い方をするかで組み合わせの選び方は大きく変わってきますが、自分の利用スタイルに合った最適な組み合わせを選択することが重要です。
コスト面での負担は増える可能性がありますが、利便性や柔軟性を重視する場合には、十分に検討する価値のある機能といえるでしょう。
他にもデュアルSIMについての記事を投稿していますので是非ご確認ください!